お知らせ

未来を担う子供たちに向けた東宝グループのサステナビリティプロジェクト
「TOHO CINEMAS BOAT」 出航

東宝グループはエンタテインメントの提供を通じて、誰もが幸福で心豊かになれる社会の実現に向けて「朗らかに、清く正しく美しく」貢献することをサステナビリティの基本方針としております。その重要課題の一つとして「豊かな映画・演劇文化を創造し、次世代への継承に努める」ことを掲げておりますが、今回この具体的な取り組み目標である「子どもたちへの原体験の提供やクリエイターの支援・育成による、将来のお客様と未来の才能の創出」を実現するために「TOHO CINEMAS BOAT」を立ち上げる運びとなりました。

「TOHO CINEMAS BOAT」はTOHOシネマズと東宝が実施する、未来ある子供たちに向けた映画体験による「思考形成」プログラムです。
たくさんの人と映画を一緒に観る。そしてその映画のなかに登場する舞台や設定を実際に体験し、みんなで語り合う事で「自分の考え」を作っていく。子供たち、学校、自治体、そして映画製作者のみなさんと一緒に行う、映画を起点としたアクティブラーニングです。

第一弾は、THE TOKYO TOILETを手掛ける渋谷区とタッグを組みます。

THE TOKYO TOILET は、ネガティブなイメージを持たれがちな公共トイレを優れたクリエイティブの力で誰もが安全に快適に使用できる場所へと再デザインしていくプロジェクト。世界的な建築家、デザイナーが参画して社会課題の解決に挑んでいます。

そしてTHE TOKYO TOILETはそのアートプロジェクトの一貫として映画『PERFECT DAYS』(12月22日(金)公開)を製作しました。ドイツの巨匠ヴィム・ヴェンダース監督による日本を舞台にした、日本人俳優たちによる日常の美しさを描いた話題作で、今年5月に開催された第76回カンヌ国際映画祭では、渋谷区の公共トイレ清掃員である主人公・平山を演じた役所広司さんが最優秀男優賞を受賞しました。また、第96回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表として出品が決まっています。

今回の「TOHO CINEMAS BOAT」のプログラムでは、渋谷区の小学生・中学生を対象に劇中に登場するトイレの「清掃体験」、そしてスクリーンでの「映画体験」をしてもらいます。

その後、「どうして公園のトイレを人は汚してしまうのか?」「どんなアイデアがあれば人は公共トイレをきれいに使うようになるか?」など、子供たち独自でブレインストーミングをしていきます。

自分たちの知っている場所が映画の舞台になっている、という好奇心を入口に
みんなと一緒に映画を観るという共通体験の面白さに気づいてもらい、
そして何かを考えることの楽しさを覚えてもらう、というものです。

「TOHO CINEMAS BOAT」では、今回を皮切りに今後も継続的に自治体や企業、映画作品と協同してプロジェクトの企画・運営を行っていきます。
未来を担う子供たちに映画を通して「GOOD MEMORIES」を提供するため、東宝グループはこれからもチャレンジを続けて参ります。


TOHO CINEMAS BOAT vol.01 <THE TOKYO TOILET>
日程:2023年12月予定
参加者:渋谷区内小学校・中学校の生徒
体験場所:TOHOシネマズ 渋谷/渋谷区内のTHE TOKYO TOILET公共トイレ
主催:TOHOシネマズ/東宝
協力:渋谷区/THE TOKYO TOILET/映画『PERFECT DAYS』


<THE TOKYO TOILET プロジェクト> https://tokyotoilet.jp
東京渋谷にある公共トイレを、世界で活躍する建築家、クリエイターたちがそれぞれの視点でリニューアルするプロジェクト。現在17ヶ所が完成し、海外メディアからの注目も大きく、「公共」という意識そのものをアップデートする取り組みになりつつある。発案から実現まで柳井康治が渋谷区と日本財団とパートナーシップを組んで行い、原則1日3度のメンテナンスを行う清掃システムもサポートしている。発案から実現まで柳井康治が中心となり、渋谷区と日本財団、渋谷区観光協会と共に、最大1日3度のメンテナンスを行う清掃システムもサポートしている。
<参加建築家・クリエイター>
安藤忠雄(神宮通公園)、伊東豊雄(代々木八幡)、佐藤可士和(恵比寿駅西口)、隈研吾(鍋島松濤公園)、坂倉竹之助(西原一丁目公園)、槇文彦(恵比寿東公園)、田村奈穂(東三丁目)、片山正通(恵比寿東公園)、坂茂(代々木深町小公園、はるのおがわコミュニティパーク)、後智彦(広尾東公園)、佐藤カズー(七号通り公園)、藤本壮介(西参道)、小林純子(笹塚緑道)、マイケル・ペニントン/東京大学DLXデザインラボ(幡ヶ谷)、マーク・ニューソン(裏参道)


<映画『PERFECT DAYS』情報>
『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』など、数々の傑作を世に送り出し続けてきた名匠ヴィム・ヴェンダース。彼が長年リスペクトしてやまない役所広司を主演に迎え、東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描く。ヴィム・ヴェンダースが、日本の公共トイレのなかに small sanctuaries of peace and dignity(平穏と高貴さをあわせもった、ささやかで神聖な場所)を見出し、清掃員の平山という男の日々の小さな揺らぎを丁寧に追いながら紡ぎ、第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した傑作。第96回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表として出品が決まっている。
監督:ヴィム・ヴェンダース  
脚本:ヴィム・ヴェンダース、高崎卓馬
製作:柳井康治
出演:役所広司、柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和
製作:MASTER MIND 配給:ビターズ・エンド
2023/日本/124分
2023年12月22日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2023年10月24日(火)~10月30日(月)TOHOシネマズ 日比谷 特別先行上映

2023.10.10

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